「サプライズが起きる可能性もある」シリア指揮官は森保ジャパンの実力を認めつつ、必勝を誓う「保証された結果など存在しない」

6月11日に北中米ワールドカップのアジア2次予選・最終節で、日本代表と敵地で戦うシリア代表のエクトル・クーペル監督が前日会見に出席。試合に向けて意気込みを語った。

「日本のポテンシャルは、私たちも十分に分かっています。非常に難しい試合になると思いますけれども、決して希望は捨てていません。サッカーでは、保証されている結果など存在しないからです。明日、私たちは全力で戦って、そして勝利を狙いたいと思います」

中立地サウジアラビアで行なわれた昨年11月の前回対戦では0-5の大敗。「私たちは本当に多くのミスをした」と指揮官は振り返りつつ、「時間の経過とともに、チームも少し良くなってきています」と手応えを示す。

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日本に勝つためのプランを聞かれれば、「難しい試合になるのは分かっています」と繰り返し、次のように続ける。

「日本は非常に強敵で、予選でこれまで残してきた結果を見ても、たくさんのゴールを決めていますし、失点がない、ほぼパーフェクトな状態です。選手の入れ替えがあったとしても、非常に個々のレベルも高い。そういった日本を相手に、私たちはできるだけコンパクトに戦いたいと思っています」

森保ジャパンの実力をリスペクトしている。「ただサッカーというのは、何が起こるか分からないスポーツ」と強調する経験豊富な68歳は、「もうすべて手に入れたと思っていても、何らかのサプライズが起きる可能性もある。私たちは勝利にこだわる」と表情を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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