ラマポーザ南ア大統領、G7欠席へ 連立政権の早期樹立が急務

[ヨハネスブルグ 10日 ロイター] - 南アフリカのラマポーザ大統領は、今週イタリアで開催される主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)を欠席する見通し。同大統領報道官が10日明らかにした。同国の連立政権の早期樹立を目指しているためという。

ラマポーザ大統領率いる与党のアフリカ民族会議(ANC)は、先月の総選挙でアパルトヘイト廃止以来初めて過半数割れとなったことを受けて挙国一致内閣樹立を目指すと表明。現在、幅広い他政党と協議を行っている。

大統領報道官のビンセント・マグウェニャ氏は「大統領はG7会合には出席しない。国内の優先課題に注力する必要があるためだ」と説明した。

ラマポーザ大統領は先週、ANCは他の政治勢力と幅広く連携することが「わが国を前進させるための最善の選択肢」になると判断したと述べている。

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