いよいよ第1回実施へ 河本結が盤石の1位 ボーダーラインに村田理沙、菅楓華らが続く【国内女子リランキング動向】

河本結は盤石の1位(撮影:福田文平)

国内女子ツアーは、非シード選手を対象に年2回の『リランキング』(以下RR)を導入している。これはQTなどで決まった開幕時の出場優先順位をシーズン途中に入れ替える、というもの。“現時点で調子のいい選手がより多くの試合に出場できるように”することが目的となる。メルセデス・ポイントをベースに順位付けされたランキングによって決まり、上位30位付近までが中盤戦のほとんどの試合に出場できる目安となる。第1回は6月14日開幕の「ニチレイレディス」終了後に行われるとうことで、直前のリランキングをおさらい。

「宮里藍 サントリーレディス」を終えた時点で、河本結が6位タイに入り合計607.09pt(pt)で1位をキープ。今季は14試合に出場しトップ10入りは7回と好調。首位の座を盤石なものとしている。2位につけるのは小林夢果(331.91pt)、3位に小林光希(323.76pt)が続く。

また、開幕時に対象選手のひとりだった大里桃子は、同大会の優勝により来シーズンいっぱいまでの出場権を獲得したため、RRからの“卒業”が決まっている。

昨年の第1回RRの30位が97.48ptだったことをふまえると、今年もこの辺りがボーダーラインと考えられる。現在、29位に位置するのは政田夢乃(60.00pt)。「リゾートトラスト レディス」で初めてのレギュラーツアー出場となったが、8位に食い込んだ。この順位をキープできれば後半戦の出場権獲得が見込まれる。さらに30位に村田理沙(55.89pt)、そこから僅差で吉本ここね(55.05pt)、菅楓華(54.28pt)が続いている。

一方、QTランキング2位で開幕を迎えた小倉彩愛はRR66位、QTランク9位だった岸部桃子はRR55位と厳しい立場にいる。

今週の「ニチレイレディス」は3日間大会で、優勝は200pt、2位で120pt、3位が90ptとなっている。なお、この第1回リランキングで決まった優先出場順位は、第2回が行われる9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」まで有効となる。

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