ロッテ小島和哉が悲壮の覚悟でDeNA戦先発、前回自身初2桁失点 交流戦初勝利狙うジャクソンと対決

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交流戦に入り精彩欠く小島

ロッテの小島和哉が11日のDeNA戦(ZOZOマリン)に中6日で先発する。

左腕は今季ここまで10試合に先発して4勝4敗、防御率4.20をマーク。リーグトップの3完投を記録するも、QS(6回以上自責点3以下)は6度と、エースとしては物足りない数字が並ぶ。

前回登板した4日の巨人戦(東京ドーム)では初回に2失点すると、3回には9者連続安打を浴びるなど一死も取れずに降板。2.0回80球を投げて12安打11失点と、自身初の2ケタ失点の大乱調だった。

前々回登板の5月28日ヤクルト戦(神宮)でも白星を挙げながらも5回7安打3失点と、交流戦に入って精彩を欠く左腕は「自分の野球人生においても次の試合はとても大事だと思っています。しっかりチームの勝利に貢献できるように頑張ります!」と球団を通じてコメント。悲壮な覚悟で今日の登板に臨む。

DeNAとは2022年の交流戦以来の対戦。今日と同じくホームのマウンドに上がり、6回82球を投げて5安打1失点に抑え、白星を挙げた。チームは11連勝のあと2カード連続で負け越しと一時の勢いが失われているだけに、自身の投球で再びチームを上昇気流に乗せることができるか。

一軍再登録後は3戦2QSと好投続くジャクソン

一方、DeNAの先発はアンドレ・ジャクソン。今季来日した右腕はここまで9試合に先発して2勝5敗と黒星先行。防御率4.93、QSも3度のみと、期待通りの投球をなかなか見せることができていない。ただ、5月22日に一軍へ復帰して以降は、3登板で2QSと安定感のある投球を見せている。

前回登板した5日のオリックス戦(横浜)では、今季最長タイの6回88球を投げて5安打5奪三振2失点と好投も、打線の援護に恵まれず黒星を喫した。そこから自身2度目の中5日で今日の登板を迎える。

チームは現在借金5の5位、交流戦でも2つの負け越しとなかなか浮上のきっかけが見出せないでいる。カード頭を託された右腕は、この空気を変えるような投球を見せられるか。交流戦初勝利目指して敵地のマウンドに上がる。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

日本ハム・上原健太-中日・髙橋宏斗(エスコンF)
楽天・C.ポンセ-巨人・山﨑伊織(楽天モバイル)
西武・今井達也-広島・床田寛樹(ベルーナドーム)
オリックス・曽谷龍平-阪神・村上頌樹(京セラD大阪)
ソフトバンク・有原航平-ヤクルト・吉村貢司郎(みずほPayPay)

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