疫病退散願い、大蛇担ぐ 生麦で「蛇も蚊も祭り」 横浜市鶴見区

大蛇3体が迫力の絡み合い

疫病退散を願い、江戸時代から続く伝統文化行事「蛇も蚊も祭り」が6月2日、生麦の本宮と原地区で行われた。

茅で作った全長約20mの大蛇を担ぎ、「蛇も蚊も出たけ日よりの雨け」の掛け声をともに家々を練り歩く。

本宮では道念稲荷神社で神事が行われた後、多くの子どもたちも参加して3体の大蛇がまちを練り歩いた。最後は、生麦小学校に集合し、3体が迫力ある絡み合いを見せ、観客らから大きな歓声が沸いた。

原地区では、新明神社に早朝から地域住民が集い、茅を一から編んで、赤い角や目、耳を取り付けて雄雌2体の大蛇を作り上げた。その後の練り歩きでは、家の玄関先まで大蛇を招き入れ、喜ぶ住民らの姿が見られた。

新明神社を出発する大蛇
本宮地区を練り歩く大蛇
協力して大蛇を作る住民たち

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