米政権、ウクライナ・アゾフ旅団の米国製武器使用解禁へ=WP

[10日 ロイター] - 米国のバイデン政権は、ウクライナ内務省傘下の部隊「アゾフ旅団」に対する米国製武器の使用を解禁する。米紙ワシントン・ポストが10日、複数の米国務省当局者の話として報じた。

国務省は10年前からアゾフ旅団が米国の訓練を受けたり、米国の武器を使用することを禁じていたが、新たな分析の結果、アゾフ旅団による人権侵害の証拠が見つからなかったため、方針を転換したという。

極右思想や超国家主義をルーツに持つ「アゾフ連隊」は、親ロシア派武装勢力と対抗する組織として2014年に結成された「アゾフ大隊」が元になっている。現在は内務省傘下の部隊で、特に南部マリウポリでロシア軍と戦い、注目を集めている。

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