米FDIC総裁にゴールドスミス・ロメロ氏指名間近=WSJ

Douglas Gillison Chris Prentice

[ワシントン 10日 ロイター] - 米ホワイトハウスは、連邦預金保険公社(FDIC)のグルーエンバーグ総裁の後任に、商品先物取引委員会(CFTC)のクリスティー・ゴールドスミス・ロメロ委員を近く指名する見通しだ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が10日、複数の関係者の話として報じた。

FDICは職員によるセクシャルハラスメントなど不適切行為が調査で報告され、議員らからトップ交代を求める声が噴出。グルーエンバーグ氏は先月、後任が議会で承認され次第、辞任する意向を表明した。

ゴールドスミス・ロメロ氏は金融危機時に導入された不良資産救済プログラムの特別監察官を10年間務めた後、2022年3月にCFTCの委員に就任した。

WSJによると、他に2人の女性も候補に挙がっているが、ゴールドスミス・ロメロ氏が最有力という。バイデン大統領は最終的な決定を下していないものの、今週中に正式発表が行われる可能性がある。

ホワイトハウスとゴールドスミス・ロメロ氏はコメントを控えた。FDICは現時点でコメント要請に応じていない。

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