中国の王毅外交部長、ロシアのラブロフ外相と会談

中国共産党中央政治局委員である王毅外交部長は現地時間10日、ロシアのニジニーノブゴロドでラブロフ外相と会談しました。

王外交部長は、「プーチン大統領の先般の中国訪問は成功を収めた。両国は両首脳によるコンセンサスを実行に移すことで一致し、両首脳の戦略によって、各分野における協力促進を実現させることを決めた。中ロ関係を発展させることは、両国の根本的な利益に基づいて行った選択であり、世界の大勢と時代の流れに順応したものだ。両国の協力関係はいかなる第三者をも標的にしておらず、外部勢力に阻まれることもない。中国はロシアと共に、戦略の方向性を守り、協力の潜在力を掘り出し、外部からの妨害に対応し、両国関係の末長い発展を推し進めていきたい」と表明しました。

ラブロフ外相は、「プーチン大統領の訪中期間中、両首脳はロ中関係が発展する方向性を明らかにし、新たな成果を収めた。ロシアは中国と共に両首脳のコンセンサスを実行に移し、ハイレベル交流を密にし、各分野における協力を強め、ロ中文化年のイベントを催したい。また、ロシアは中国と国連安全保障理事会など多くの場で協力し、外交ルートによる協調を強めていくことを望む。国際と地域問題について、同じ志を共有する国が増えつつある。BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)拡大がこの勢いを物語っている。BRICS外相会議は次の段階の協力を巡って討議し、ロシアのカザン市で開催予定の2024年のBRICSサミットに向けて準備作業をしてほしい」と期待を示しました。(提供/CRI)

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