「大谷翔平が賭博問題でMLBから追放された!」米著名記者のアカウントが“乗っ取られ”偽情報が拡散「まったくのデマだ」米メディアが次々報道

とんでもない情報が拡散された。野球ファンの情報源のひとり、米放送局『ESPN』の著名記者バスター・オルニー氏のX(旧ツイッター)のアカウントが6月10日17時頃(東部標準時)に乗っ取られ、いくつかのデマが飛び交った。

米紙『New York Post』、米メディア『FanNation Fastball』『Sporting News』などによると、「複数の偽情報のなかで、最も多く拡散したのが3つの投稿だった」として、「シカゴ・ホワイトソックスのオールスター外野手、ルイス・ロバートJr.がフィラデルフィア・フィリーズにトレードされる」、「ニューヨーク・メッツが遊撃手フランシスコ・リンドーアをオークランド・アスレティックスにトレードすることに合意した」という内容を紹介。

そして3つ目が、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平に関するものだった。「オオタニが賭博問題でMLBから永久追放された! 裁判は8月28日にあり、終身刑になる可能性もあると推測されている」。もちろんこれは偽情報だ。
ほかにも、「ボルティモア・オリオールズがラスベガスに移転し、アスレティックスはオークランドにとどまる」や、「MLBの2024年シーズンは新型コロナウイルスの影響で中止になる」などのポストもあり、これらの投稿はいずれも「デマだった」と各メディアが伝えている。

フォロワーが137万人以上もいるオルニー氏のアカウントは、約90分間にわたって乗っ取られていたようで、18時頃にはすべての偽情報が削除された。

構成●THE DIGEST編集部

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