廃棄物の再利用に取り組む企業が汚泥などを発酵させて作る有機肥料の新工場を建設 岩手・花巻市

廃棄物の再利用に取り組む岩手県花巻市の企業が、汚泥などを発酵させて作る有機肥料の新工場を建設しました。環境にも優しいリサイクル事業の拡大です。新工場を建設したのは花巻市石鳥谷町の「岩手コンポスト」です。岩手コンポストでは1989年の設立以来、廃棄物となった汚泥や生ごみなどを活用し、たい肥にする事業を行っています。新工場は国の補助も得ておよそ4億円を投じて建設されたもので、汚泥を発酵させて作ったたい肥を細かな粒=ペレットにします。従来の粉末からペレットに濃縮を進めることで、トータルのコストや運搬の面で農家の負担軽減が図られています。岩手コンポストでは「外国産に頼らない、有機物を原料とした安全・安心な肥料を提供していきたい」としています。

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