日光・庚申山でコウシンソウ見頃 岩肌に咲く薄紫色の可憐な花

可憐な花を付けたコウシンソウ

 日光市足尾町の庚申山(1892メートル)の岩肌に咲く薄紫色のコウシンソウが11日までに見頃を迎え、登山者たちの目を楽しませている。同市足尾観光課によると、今年は例年より咲き始めが早かったという。

 庚申山で発見されたことから命名された、背丈約6~7センチの食虫植物。国の特別天然記念物に指定されている。梅雨の時期に1センチほどの花を付ける。

 「コースは全体的に上級者向け。体調や装備を整えて登ってほしい」と同課の担当者。貴重な植物であるという意識もお忘れなく。 

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