群馬県前橋市医師会は前橋警察署、前橋東警察署と患者や医療従事者が巻き込まれる犯罪を防ごうと連携強化を図る覚書を交わしました。
締結式では前橋市医師会の須田浩充会長と前橋警察署の田村宗二署長、それに前橋東警察署の生方和人署長が覚書に署名しました。今回の覚書は患者や医療従事者の安全が脅かされる事件が全国各地で発生していることを受け結ばれたものです。
覚書では医療機関の安全確保のため不審者情報の共有や緊急通報の連携、特殊詐欺をはじめとする犯罪被害防止に向けた広報啓発活動を協力して行うことなどが定められています。
式で前橋署の田村署長は、「協力関係を強化することで市民の安全・安心に貢献できる」と述べ、市医師会の須田会長は「協力関係を強化できることは非常に有効。より一層、地域医療の推進発展を目指していく」と話しました。
今後、医師会と2つの警察署は、連携を図り防犯講話や訓練なども積極的に行っていくとしています。