保健福祉大 「シーラボ☆」 学生考案ランチが盛況 エバラ食品工業㈱とコラボ商品 横須賀市

同サークルのメンバー。中央が考案者の徳能さん

平成町にある神奈川県立保健福祉大学の食育サークル「シーラボ☆」と横浜市に本社を構えるエバラ食品工業(株)のコラボメニューが、同大食堂で6月3日から提供されている。

同社が2022年に「かながわSDGsパートナー」に登録されたのをきっかけに、「SDGsに向けて若者の意見やアイデアが取り入れられる社会を目指したい」という神奈川県の想いに呼応しコラボが実現した。同サークルの代表は「コラボメニューを通じて食事や栄養面から健康をサポート出来れば」としている。

今回のメニューはサークルメンバーが考案した10のレシピから選ばれた「黄金の味で至極のカオマンガイランチ♪」と銘打った一品。同社社員による1次審査、2次審査では在学生約470人による人気投票を勝ち抜き商品化を果たした。同社の焼肉のたれ「黄金の味」に漬け込み柔らかくなった鶏むね肉に、スイートチリソースやしょうがなどが香るたれをかけたエスニック感強めの一皿に仕上がっている。

食育をテーマに料理研究をする同サークル。学内に掲示する栄養コラムの執筆や、月に一度、同大食堂へランチメニューを提供するなどの活動を行っている。

提供初日は1時間ほどで完売した人気っぷり。考案者の徳能千夏さんは(3年)は「試作を繰り返して食べやすい味を意識した。皆さんに食べてもらえるのが嬉しい」と話している。

同商品の提供期間は6月28日(金)まで。価格は500円。食堂の営業時間は、土日祝以外の午前11時から午後2時。一般の人も利用可能。

© 株式会社タウンニュース社