英首相、さらなる減税を公約 総選挙へ巻き返し図る

[シルバーストーン(英国) 11日 ロイター] - スナク英首相は11日、2029/30年までに年間約170億ポンド(217億ドル)の労働者向け減税を公約に掲げた。7月4日の総選挙を控え、英シルバーストーンで保守党のマニフェスト(政権公約)を発表した。

スナク氏が率いる与党保守党は、世論調査で野党労働党に20ポイント前後リードを許す展開が続いており、巻き返しを図る狙いがある。

スナク氏は「国民が保守党と私に不満を抱いているという事実は見えている」と言及。経済はようやく回復しつつあり、再選されれば労働者の税負担を軽減し、経済成長をさらに加速させると主張した。

減税の財源として、福祉関連の歳出を年間120億ポンド削減するほか、課税逃れや脱税対策によって年間60億ポンドを賄う。

最大の減税措置は労働者が支払う国民保険料の2%ポイントの引き下げで、170億ポンドのうち100億ポンドを占める。スナク氏が首相に再選されれば27年4月までに実施する計画だ。保守党は減税を選挙戦の中心に据えることを目指している。

労働党は13日にマニフェストを発表する。労働党のスターマー党首はこれまで、主要な税金を引き上げるつもりはないと語っている。

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