馬場、パリ挑戦「ワクワク」 バスケ代表候補合宿に参加

ドリブルの動きを確認する馬場選手=都内

 パリ五輪に向けたバスケットボール男子日本代表候補が11日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開し、富山市出身の馬場雄大選手(28)は「パリ五輪は僕にとって挑戦。どこまでいけるかワクワクしている」と意気込んだ。

 馬場選手は練習でドリブルを何度も確認し、トム・ホーバス監督と談笑するなどリラックスした表情も見せた。チームについて「すごくいい状況。自分も楽しみながらエネルギーを与えられている」と充実感をにじませた。

 5年ぶりに日本に戻りプレーした1年だった。「チームを勝たせることに覚悟を持ちプレーしてきた。技術面も精神面も成長できた」と振り返る。代表合宿に関しては、「自分の役割が明確に分かり、タイムロスもなくやれている」と話した。

 母校の富山市奥田中や富山一高をはじめ富山でバスケに励む子どもたちに向けて「可能性は無限大。目標を持ってやっていれば叶うことを見せたい」とメッセージを送り、「日本一丸で進んでいきたい。富山県の皆さんも勢いに乗って応援してほしい」と呼び掛けた。

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