バスケ男子・山里23年ぶりV 女子は純心が2年ぶり 長崎市中総体

【バスケットボール女子決勝、純心ー桜馬場】第3クオーター1分、純心のフォワード永本がドリブルで仕掛ける=長崎市民体育館

 長崎市中学総合体育大会は8~10日、同市のベネックス総合運動公園かきどまり陸上競技場などで15競技が行われ、バスケットボールの男子は山里が決勝で緑が丘を69-59で破り、23年ぶりに頂点に立った。女子は純心が2年ぶりに優勝した。
 バドミントン団体の男子は三和がV2、女子は三川が初優勝を飾った。剣道団体の男子は長崎南山が10連覇を達成。女子は海星が制した。ソフトテニス団体の男子は長崎南山が2連覇、女子は東長崎が連続優勝を「16」に伸ばした。バレーボールの男子は三重、女子は純心が優勝した。
 陸上は女子の上田菜緒(長大付)が4冠を達成した。共通走り高跳びは1メートル51、低学年80メートル障害は12秒62で快勝。2走を務めた2年400メートルリレーは53秒75、4走を務めた低学年400メートルリレーは54秒06で制した。共通男子3000メートルは長尾羚煌(琴海)が9分42秒24でV。男女総合は長大付が15連覇した。
 水泳は15、16日に長崎市民総合プール、体操は15日に西浦上中体育館などで実施する。

◎山里 試合運び練習通り/純心 快勝にも気緩めず
 バスケットボールの男子は、昨年まで2連覇中だった小ケ倉がクラブチーム移行に伴い不参加となった中、山里が23年ぶりの優勝をつかんだ。昨年の3回戦敗退から躍進。緑が丘との決勝は、終盤まで点差が開かない展開を69-59で制した。
 47-46で入った最終クオーター。いきなり逆転されながらも、間髪入れずにフォワード南の速攻、主将のガード前田の個人技で得点を重ねて主導権を渡さなかった。センター下田をけがで欠いた中、フォワード野村は泥くさくリバウンドに跳んで貢献。前田は「しつこい守備とスピーディーな攻撃に取り組んできた。自信を持って出せた」と練習通りの試合運びを喜んだ。
 女子決勝の純心-桜馬場は、純心が71-39で2年ぶりに頂点に立った。純心は7-8で入った第2クオーターに32得点。桜馬場のガード植松を徹底マークしてリズムをつくり、ガード林、松島の3点シュートなどで突き放した。主将のフォワード永本は「まずは第一段階。県中総体の優勝を目指している」と快勝にも気を緩めなかった。

【バスケットボール男子決勝、山里ー緑が丘】第3クオーター1分、山里のガード前田(左)がドライブインからシュートを狙う=長崎市民体育館

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