10月開業へ 長崎スタジアムシティ完成間近 非日常感、新たな観戦体験

公開された完成間近のサッカースタジアム。芝を敷き詰める作業が進められていた=長崎市、長崎スタジアムシティ

 ジャパネットグループのリージョナルクリエーション長崎(長崎市)は11日、10月に開業する大型複合施設、長崎スタジアムシティ(同市幸町)で完成間近になったサッカースタジアムとアリーナを報道関係者に公開した。
 同社によると、全体の進捗(しんちょく)率は5月末で94.4%。スタジアムはサッカーJ2、V・ファーレン長崎、アリーナはバスケットボール男子のBリーグ1部(B1)、長崎ヴェルカの本拠地となる。
 スタジアムは「日本一ピッチが近い」のが特徴でスタンドからピッチまでの距離は最短約5メートル。今月から芝を敷き詰め始め、「ティフトン419」という激しいプレーでも回復が早い品種を採用した。
 アリーナはバスケだけでなく、ライブやイベントに合わせて観客席を約千~6千席に変更可能。全席がクッション性のある座席で、天井からつり下げるセンタービジョンの骨組みも設置が終わった。
 同社の藤澤翔プロジェクト推進部長は「アリーナに入ると非日常感がある。これまで長崎になかった観戦体験をしてほしい」と話した。

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