九産大が6年ぶり準々決勝進出 延長11回激闘制す【全日本大学野球選手権】

7回2死、左越えソロを放ちベンチ前で迎えられる九産大・阿部(撮影・安藤由華)

◆第73回全日本大学野球選手権2回戦 九産大5―4仙台大(12日、東京ドーム)

九産大(福岡六大学)が延長タイブレークの末に仙台大(仙台六大学)に競り勝ち、4強進出した2018年の第67回大会以来、6年ぶりの準々決勝進出を果たした。

九産大は2―2の7回2死、阿部謙心(3年・九産大九州)の左越えソロ本塁打で勝ち越し。だが、その裏に追い付かれ、試合は無死一、二塁で始まる延長タイブレークに突入した。11回、九産大は2死一、三塁から岩下天翔(3年・千原台)が左前適時打を放ち、その後、満塁から辰見大成(4年・東海大福岡)が押し出し四球を選んで2点を勝ち越した。

その裏、3番手の水﨑康平(3年・沖学園)が仙台大の攻撃を1点に抑えて逃げ切った。13日の準々決勝では早大(東京六大学)と対戦する。

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