鹿児島県出水市上大川内の上場小学校に8日、雌の子ヤギが贈られた。ヤギは4年前に同校に来て、学校PR大使と雑草を処理する学校主事助手に任命される雄ヤギ「ヤッギー」に続き、2匹目。全児童12人は新たな仲間の誕生に胸を躍らせた。名前は今後決まる。
昨年4月に生まれた子ヤギを贈ったのは、前回同様、PTA会長で畜産業の前田洋徳さん(39)。校庭であった歓迎会で「ヤッギーの妹の子どもにあたる」と紹介した。山本裕三校長(55)が「上場小をどんどんアピールしてね」と声をかけ、学校PR大使の任命証を首に掛けた。
児童は、子ヤギが好きそうな草を探したり、名前を熱心に考えたりした。記念撮影や触れ合いでは笑顔が広がり、3年の松ケ野晃世さんは「子ヤギが来るのを楽しみにしていた。校庭を走ったり、滑り台を滑ったり、みんなで一緒に仲良くしたい」と声を弾ませた。