「最も危険な選手だった」ブラジル人記者がシリアに完勝した森保Jの選手を採点! MOMに選んだのは?「チャンスを活かした」

日本代表は6月11日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選の最終節でシリア代表とエディオンピースウイング広島で対戦した。

立ち上がりから押し込むと、13分に上田綺世のゴールで先制。19分に堂安律が鋭いミドルを突き刺して追加点を挙げ、その3分後には久保建英が相手のオウンゴールを誘発してリードを3点に広げる。

後半も試合の主導権を握る日本は、73分に途中出場の相馬勇紀が自ら獲得したPKを決めて4点目をゲット。85分にも南野拓実が鮮やかなコントロールショットを決めて5-0で快勝した。

日本サッカーに精通するブラジル人記者のチアゴ・ボンテンポ氏が、母国の大手メディア『globo』を通じて、シリア戦に出場した森保ジャパンの選手たちを採点。マン・オブ・ザ・マッチには、チームの2点目を奪った堂安を選出。「7.5点」を与えて、こう評している。

「伊東純也が不在のなか、チャンスを活かした。彼は右ウイングバックとしての新しい役割に上手く適応し、左足のキックで美しいゴールを決めたほか、試合を通して日本で最も危険な選手だった」

【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB
その他、久保、中村敬斗、南野、相馬も高評価。それぞれに「7点」を付与して、以下のように賛辞を贈っている。

久保
「素晴らしい時間を過ごしている一人で、いくつかの危険な動きを生み出した。彼は2点目に繋がるパスを提供し、3点目のゴールにも絡んだ。第二次森保ジャパンでは8アシストを記録し、伊東を抜いてチーム最多となっている」

中村
「彼は前半だけのプレーとなったが、フィールド上で最高の選手の一人だった。シリアの右サイドバックであるアムプントゥ・ラチマン・ウエスに悪夢を見させた。クロスで上田の先制ゴールをお膳立て」

南野
「彼は再び代表チームで良いパフォーマンスを見せた。前半は攻撃的なシステムの中で最も目立たなかった選手だったが、後半は好プレーを披露。スコアを5-0とするゴールも決めた」

相馬
「左サイドでプレー。相手GKの正面で決定機を外してしまったが、その直後にPKを獲得して、それを自ら決めた。後半の攻撃の活性化に貢献した」

なお、日本選手の採点は以下の通り。

7.5点―堂安律
7点―中村敬斗、南野拓実、久保建英、相馬勇紀
6.5点―板倉滉、遠藤航、上田綺世、伊藤洋輝
6点―大迫敬介、冨安健洋、町田浩樹、田中碧、鎌田大地、川村拓夢
採点なし―谷晃生

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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