森保ジャパン最終予選〝死の組〟ならどうなる? カギは北朝鮮の行方か

森保一監督

森保ジャパンが臨む2026年北中米W杯アジア最終予選の組み合わせに注目が集まっている。

日本代表は11日に行われた同2次予選シリア戦で圧勝し、全勝で余裕の突破を決めた。今後は9月から最終予選がスタートし、その組み合わせ抽選会が27日にクアラルンプールで開催される。

北中米W杯からアジアの出場枠は8・5に拡大し、最終予選の方式も変更。進出を決めた18チームを6チームずつ3組に分けてホームアンドアウェーで戦うことになる。そこで各組2位以内がW杯の出場権を獲得し、各組3、4位はプレーオフはまわる。

MF久保建英(レアル・ソシエダード)も「最終予選はすごく厳しい戦いで、全力で臨まないといけない」と気を引き締める最終予選。前回大会の同予選でも大苦戦を強いられただけに、組み合わせは日本の命運を握ることになる。そのため、早くも組み合わせを巡ってSNS上などで〝予想合戦〟が展開されている。

抽選では、20日に発表される国際サッカー連盟(FIFA)ランキングをもとにポット分けされ抽選が進んでいく。

6月に行われた2次予選の結果を受けて予想されるポット分けは以下のとおりだ。

【ポット1】
日本、イラン、韓国

【ポット2】
オーストラリア、カタール、イラク

【ポット3】
サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダン

【ポット4】
UAE(アラブ首長国連邦)、オマーン、バーレーン

【ポット5】
中国、パレスチナ、キルギス

【ポット6】
北朝鮮、インドネシア、クウェート

日本はポット2以下の国と対戦することになる。まずポット2ではアジアカップ優勝のカタールと、同大会で日本が敗れたイラクは厳しい相手になりそう。またポット3では、急成長を遂げるウズベキスタンも怖いが、地力のある強豪サウジアラビアは避けたいところか。ポット4では中東の雄UAEが頭一つ抜けた存在で、ポット5では伸び悩んでいる中国よりもアジアカップで16強入りして王者カタールを苦しめたパレスチナが強敵だ。

そしてなんといってもポット6がカギを握る。国際舞台に復帰した北朝鮮は2次予選で日本と同組で、3月の国立ではホームにもかかわらず1―0と大苦戦を強いられた。その後に平壌開催がドタキャンになるなど波乱含みで、他国と比べて段違いに不気味な存在となる。

以上を勘案すると、日本はカタールorイラク、サウジアラビア、UAE、パレスチナ、北朝鮮が〝死の組〟となりそうだが…。

© 株式会社東京スポーツ新聞社