気になるリランキング事情 ほぼ”当確”の村田理沙はどんな心境?

初シード獲得を目指す村田理沙(撮影:米山聡明)

<ニチレイレディス 事前情報◇12日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6584ヤード・パー72>

3日間競技で行われる今大会は、大会終了後に『リランキング(RR)』の第1回目が実施される。上位30位付近までが中盤戦のほとんどの試合に出場できる目安となっている。崖っぷちの選手もいるなか、ほぼ”当確”と見られる選手は一体どんな心境なのか。現在リランキング30位に位置する村田理沙に話を聞いてみた。

今季はQTランキング15位の資格で前半戦の出場権を獲得した村田。14試合中、予選通過は6試合であるものの3月の「アクサレディス宮崎」では初日に自己ベストの「67」をマークして、23位タイに。4月の「KKT杯バンテリンレディス」では22位タイに入った。そんな前半戦を振り返り「意外とやれるかもみたいな手ごたえはあります」と納得の表情を見せた。

RRは常に30位台に位置していたこともあり、常にボーダーライン上での戦いとなっていたが、「しっかり上に行くしかないし、自分のプレーに集中していくしかない」とRRはあまり意識していなかった。それよりも、「やっぱり目標はリランキングよりシード。少しでもポイントを取りたい」と自身初となるシード権獲得を見据えている。そのために、今シーズンは「もうちょっと飛距離が欲しい」と課題に取り組み、体の使い方を見直し今まで以上にトレーニングに励んでいた。ただ、結果は「まだです(笑)」と飛距離アップを実感するのはもう少し先になりそうだ。

終始笑顔を見せる村田は「後半は一応大丈夫かな」と気持ちに余裕を持って今週は現地に入った。さらに今大会は2021年以来の出場となるが「コースが広く感じる。それくらい調子とか技術的にも上がっていると思う」と練習ラウンドで改めて自身の成長を感じていた。

「シードを獲るとなれば、トップ10にしっかり入っていきたいので、そろそろ狙っていきたい」と上位進出を目指す。(文・齊藤啓介)

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