韓国代表は現地6月11日、北中米ワールドカップのアジア2次予選・最終節で中国とホームで対戦。イ・ガンインの決勝点で1-0の勝利を収め、最終結果を5勝1分として、最終予選に向けて首位通過。中国も他会場の結果により、予選突破を果たした。
この一戦で注目を集めているのが、ソン・フンミンのある行動だ。韓国メディア『エクスポーツニュース』によると、韓国の大エースは前半終了間際、中国ファンの激しいブーイングに対し、指で「3-0」を作ってみせた。3-0は昨年11月の前回対戦で、韓国が敵地で中国をくだした時のスコアだ。
試合後の会見でソン・フンミンは、挑発的なジェスチャーに言及する。
「何かを言われるような行動はしなかった。選手として野次を受けないわけではないが、ホームゲームで中国ファンの野次は受け入れられない。私たちファンも一緒に無視されている感じがした。大韓民国の選手として、何かを示したかった」
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31歳のストライカーは続けて、「我々が勝ったことが重要だ。そのような部分は、サッカーではよくあること。そんなことにめげずに、うまく対処することが大事。興奮することなく、冷静に受け止めることができた」と語った。
このソン・フンミンの行動に、試合を観戦した中国のファンはさらに大声で罵声を浴びせたが、エクスポーツニュースは「別の反応を示したファンもいた」と伝える。中国のソーフーでは、「現場で見ている人はみんな偽のサッカーファンで恥ずかしい」「プレミアリーグでは、このような行動は当たり前だ」といった声が寄せられたという。
中国のファンの中でも、受け止め方は様々だったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部