208人分の名前やテストの点数などが書かれた教務手帳を紛失(高知)

県立高校の教諭が生徒の名前やテストの点数などが書かれた教務手帳を紛失していたことが分かりました。

(県教育委員会事務局高等学校課 並村一 課長)
「同教諭が重要な個人情報を記録した教務手帳を紛失したことは許されないことであり、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

高知県教育委員会によりますと、6月6日午後6時ごろ、県立岡豊高校の教諭が職員室で生徒の成績を教務手帳に記録しようとしたところ、紛失に気づいたということです。教務手帳にはこの教諭が受け持つ1年生と3年生6クラスのあわせて208人分の名前やテストの点数などが書かれていて、普段は職員室の机の引き出しの中で管理していたということです。教諭は「前日には生徒の出欠を記録した覚えがあるが、当日は覚えていない」と話しているということです。教務手帳は、生徒の出欠確認や提出物の状況などを記載するため、全教諭に配布されています。現時点で教務手帳は見つかっていませんが、情報の漏えいは確認されていないということです。

県立岡豊高校の葛目憲昭(くずめ・のりあき)校長は、「教職員一人一人が今回の事案を『自分事』としてしっかり捉え、個人情報の適切な取扱いを徹底するとともに、不祥事防止委員会を中心とした取組のさらなる徹底を図ることで、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

© 株式会社テレビ高知