【バレーボール】日本女子が韓国に3―0で快勝! パリ五輪出場へ前進

スパイクを決め笑顔の古賀紗理那(中)

順調なスタートを切った。バレーボールのネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド女子第3週福岡大会2日目(12日、北九州市・西日本総合展示場)、パリ五輪出場を目指す世界ランキング6位の日本は同38位の韓国に3―0で快勝。通算成績を7勝2敗とした。

残り5枠となったパリ五輪切符の行方は、第3週福岡大会後の世界ランキングで決まる。一つでも多くの白星が欲しい日本は、主将の古賀紗理那(NEC)が生まれ育った九州で躍動。「なかなか国際大会を九州でする機会がなかったのでうれしい」と意気込む中で、バックアタック、サービスエースなどを決めて得点を積み重ねた。

泣いても笑っても、福岡大会がパリ五輪を懸けた最後の戦い。カナダ(13日)、セルビア(15日)、米国(16日)との対決を控える上で、古賀は韓国との初戦を重要視していた。「韓国戦に最大集中して個人としてもチームとしてもやっていきたい。韓国戦のクオリティーが残りの3試合にもつながる」。盤石のストレート勝ちは、次戦以降に大きな弾みをつける形となった。

11日の前日練習で古賀は「いいパフォーマンスをしっかり出せるように」と語っていた。6大会連続の五輪出場へ、エースが日本をけん引する覚悟だ。

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