契約フリーのビッグネームが「全米オープン」でいきなりタイトリスト『GT2』を投入か!?

クラブ契約フリーの強者が、タイトリスト『GT2』ドライバーに!?(GettyImages)

もうすぐ開幕を迎える、今季の海外メジャー第3戦「全米オープン」。LIV勢も含めた強者たちが調整に勤しむ中、メジャーの舞台で気になるギア変更の可能性が垣間見える。それが、前戦までテーラーメイド『Qi10』ドライバーを使用してきた、クラブ契約フリーのアダム・スコットだ。

先週の「メモリアル・トーナメント」からツアーシーディングされたばかりの、タイトリスト『GT2』ドライバーを手に調整していたスコット。近年アイアンはPING➡スリクソン➡三浦技研など慌ただしいが、1Wはテーラーメイド製で落ち着いて見えただけに、メジャーの舞台でいきなりの投入には少々驚き。
 
また、同じくクラブ契約フリーで、世界ランク9位のパトリック・キャントレーも、スコット同様、タイトリスト『GT2』ドライバーを手に調整を重ねる姿が確認できる。前戦のメモリアルではタイトリスト『TSR2』を使うなど、先週は見送っていた新作投入をメジャーの舞台で実行するのか。
 
また、クラブ契約フリーのマシュー・フィッツパトリックも『TSi3』ドライバーだっため『GT』へ変更するか確認したが、エースに変更はなさそう。代わりに、先週のメモリアルまで使用していたPING『i230』アイアンを、タイトリスト『T100』に入れ替え調整していた。
 
メジャーで慣れたクラブを替えるのはリスクにも思えるが、いずれも超のつくほどの実力者。今季の平均ボールスピードは、スコットが179.99mph(約80.46m/s)の32位で、キャントレーが177.16mph(約79.19m/s)の55位だが、『GT2』の投入でボールスピードがどう変わるかにも注目したい。

© 株式会社ALBA