最年長優勝に最多勝は? 全米オープン勝者のデータあれこれ

124回目を迎える全米オープンがいよいよ始まる(撮影:ALBA)

<全米オープン 事前情報◇12日◇パインハースト・リゾートNo.2(米ノースカロライナ州)◇7548ヤード・パー70 >

今年で124回目を迎える「全米オープン」。米国で最も権威のある大会の歴代優勝者には、ボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガン、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズ(いずれも米国)…などなど、ゴルフ史を語る上で欠かせないプレーヤーがずらりと並ぶ。そこで今回は、優勝者にまつわるデータを紹介する。

■年長&年少優勝
1990年大会を制したヘール・アーウィン(米国)の45歳15日が最年長優勝記録。以下、43歳9カ月11日のレイモンド・フロイド(米国、1986年)、43歳4カ月16日のエドワード・レイ(ジャージー、1920年)と続く。一方、最年少は1911年大会王者のジョン・マクダーモット(米国)優勝時の19歳10カ月14日となっている。

■最多優勝
全米オープンの最多優勝記録は4回。スコットランドのウイリー・アンダーソン(1901、03、04、05年)、ジョーンズ(1923、26、29、30年)、ホーガン(1948、50、51、53年)、ニクラス(1962、67、72、80年)の4人が打ち立てている。3回制しているのはアーウィン(1974、79、90年)とウッズ(2000、02、08年)の2人。

■連覇
連覇記録は3連覇が最大。最多優勝記録をもつアンダーソンが1903年から05年まで連続で制した。2連覇はマクダーモット(1911~12年)、ジョーンズ(1929~30年)、ラルフ・ガルダール(米国、1937~38年)、ホーガン(1950~51年)、カーティス・ストレンジ(米国、1988~89年)。

■完全優勝
これまでに4日間、単独トップを守り優勝を果たしたのは8人。ウォルター・ヘーゲン(米国、1914年)、ジェームス・M・バーンズ(米国、21年)、ホーガン(53年)、トニー・ジャクリン(イングランド、70年)、ウッズ(2000、02年)、ローリー・マキロイ(北アイルランド、11年)、マーティン・カイマー(ドイツ、2014年)。ウッズは、“一人旅”での完全優勝を唯一2度果たしており、特に2位と15打差をつけた2000年大会は今でも語り草だ。

■初出場初優勝
第1回大会(1895年)のホーレス・ローリンズ(イングランド)も含め、フレッド・ハード(スコットランド、1898年)ら5人いる。ちなみに河本力、清水大成が全米オープン初出場となる。

■全米オープンとマスターズの優勝者 
ジーン・サラゼン (米国、1922、1932年全米オープン/1935年マスターズ)から始まり、ゴルフ史に名を馳せるバイロン・ネルソン(米国 1939年全米オープン/1937、1942年マスターズ)、ジャック・ニクラウス (1962、1967、1972、1980年全米オープン/1963、1965、1966、1972、1975、1986年マスターズ) 、ゲーリー・プレーヤー (1965年全米オープン/1961、1974、1978年マスターズ)、トム・ワトソン (1982 全米オープン/1977、1981年マスターズ)、タイガー・ウッズ (2000、2002、2008年全米オープン/1997、2001、2002、2005、2019年マスターズ)などなど、18名が達成している。21年マスターズ覇者・松山英樹もこのリストへの挑戦権を持っている。

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