5歳児が1人で村道を…「お父さんの車を捜している」 迷子を保護の夫婦に感謝状 群馬県警長野原署

 迷子の5歳男児を保護したとして、群馬県警長野原署(代田賢署長)は12日、嬬恋村大前の自営業、吉出寛さん(73)=写真中央=と真弓さん(71)=同左=夫妻に感謝状を贈った。

 2人は5月22日午後6時半ごろ、外出先から車で帰宅中に村道を1人で走っている男児を発見。真弓さんが呼び止めると「お父さんの車を捜している」と答えたという。寛さんが「一緒に捜そう」と声をかけ、周辺を捜したが父親の車が見つからなかったため、男児を交番に送り届けた。

 寛さんは「気温が下がる時間帯に半袖で周囲をきょろきょろしていておかしいと思った」と振り返り、真弓さんは「助けられて良かった」と笑顔を見せた。

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