笠取の滝 見やすく 富山県上市町の白萩西部自治振興会、雑木伐採や草刈り

草刈りや雑木の除去で眺望が良くなった笠取の滝

 富山県上市町釈泉寺の山中にある景勝地「笠取の滝」の魅力を高めようと、地元の白萩西部自治振興会(平井敏廣会長)は雑木を除去して見晴らしを良くしたり、滝の間近まで行けるように道を作ったりした。遊歩道の草刈りも実施し、受け入れ準備を整えた。

 笠取の滝の落差は36メートル。2017年に町が遊歩道を設けた「まま子滝」(落差16メートル)の上流に位置する。19年には住民が看板や遊歩道を整備。昨年は滝を眺めるスポットに間伐材で作ったベンチを置いた。今年は滝の眺望を遮っていた雑木6本を伐採したほか、滝つぼ間近まで行けるようにした。平井会長は「訪れる人が年々増えている。これからも安全に楽しんでもらえるようにしたい」と話す。

 同会は今年、「稲村城跡」でも草刈りを実施。今後、「ハゲ山」での遊歩道の整備や、まま子滝周辺での倒木の撤去などを行う。

遊歩道周辺の草刈りに汗を流す住民

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