ギャラリーウィーン アートで被災地支援を 6月23日にマルシェ 大和市

来場を呼びかける柏木さん

大和東の絵画教室「アートウィーンスクール」(小林三夫代表)に通う生徒らが6月23日(日)、能登地方の被災地支援に向け「ウィーンMARCHE(マルシェ)輪島応援」を初開催する。絵画作品やハンドメイド雑貨などを販売し、売上金の一部が義援金として石川県輪島市へ送られる。

この催しは今年の元日に発生した能登半島地震を受け、同教室に通う生徒たちの「私たちにも何かできることをしたい」との思いで企画された。今年3月から準備を始め、「募金ではなく、イベントにして売上金の一部を義援金として送りたい」と、実行委員会を立ち上げマルシェの開催を決めたという。

当日は25人の生徒たちによる絵画や筆ペンで描く己書といったアート作品を中心に販売し、ハンドメイド雑貨やキッチンカーも出店される。ほかにも「輪島市を応援するために」と、現地の特産品も販売される予定だ。

実行委員長の柏木京子さんは「お祭りのような感覚で気軽にお越しいただき、支援にもご協力いただけたら」と、来場を呼びかけている。

「輪島に恩返しを」

同教室の小林代表はこれまでに複数回、絵を描きに輪島市へ訪れたことがあり、「地元の方にも大変お世話になり、ぜひ恩返しをしたい」という気持ちもマルシェの後押しになった。「生徒たちから温かい提案があり、うれしく思う」と話す。

石川県では今月3日にも最大震度5強の地震が発生し、予断を許さない状況が続いている。小林代表は「現地の方々のことを思うと胸が痛む。支援できることがあれば積極的に行っていきたい」と話している。

マルシェの開催時間は午前10時〜午後4時。場所はギャラリーウィーン(大和東1の12の4)。予約不要で入場無料。

(問)【電話】046・204・4328(ギャラリーウィーン)

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