自宅に大麻を所持していた罪に問われていた元中学校教師の男に、長崎地裁は懲役6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
大麻取締法違反の罪で有罪判決を受けたのは、長崎市下西山町に住む元私立中学校の英語教師 瀬戸口 元被告(39)です。
判決によりますと、瀬戸口被告は今年2月、自宅で大麻 約0.3グラムを所持していました。
長崎地裁で行われた判決公判で太田寅彦裁判官は「吸引の頻度や動機に照らせば大麻に対する抵抗感の乏しさは問題」と指摘しました。一方で瀬戸口被告に前科がなく、反省しているとして、懲役6カ月、執行猶予3年を言い渡しました。
瀬戸口被告は5月の初公判で、高校生だった時にアメリカで大麻を使い始め「離婚などの苦しさから開放されるために手を出した」と述べていました。