日差し浴び優美に 富山県砺波市の頼成の森ハナショウブ

優美なハナショウブが咲き並んだ会場=県民公園頼成の森水生植物園

 北陸最大級の600品種70万株が咲く「頼成の森花しょうぶ祭り」が14日、富山県砺波市の県民公園頼成の森で始まった。紫や白の優美な花が水生植物園6ヘクタールを彩り、訪れた人が散策を楽しんだ。23日まで。

 開園式で五島辰夫実行委員会長があいさつ。夏野修市長や山田順子市議会議長らが祝辞を述べ、テープカットした。庄東認定こども園の園児20人が踊りを披露し、会場を盛り上げた。

 来園した人たちは花を眺めたり、写真を撮ったりしていた。同市安川の宗景秀美さん(31)は「たくさん咲いていてきれい」と笑顔を見せた。

 実行委によると、今月上旬から気温の高い日が続いたため、開花は例年より5日ほど早く、現在は6割が咲いて見頃を迎えている。開花時期が異なる品種を植えており、会期を通して優美なハナショウブを楽しめるという。

 期間中は写真や俳句のコンテストをはじめ、ハナショウブの苗の販売やスタンプラリー、クイズラリーなどのイベントを行う。入園無料。

初夏の日差しを浴び、園内を彩るハナショウブ
踊りを披露する園児たち
あいさつする五島会長

© 株式会社北日本新聞社