ワラウット社会保障人権保護相が「物乞いに金銭を与えないで欲しい」とタイ国民に呼びかけた。物乞いについては、金儲けの手段として物乞いをしている者や犯罪組織が外国から連れてきた子供や女性に物乞いさせているケースも少なくないとされ、なかには１カ月に10万バーツ近く稼ぐ物乞いもいるという。ワラウット大臣によれば、社会保障人権保護省では警察や地元当局（バンコクではバンコク都庁）と協力して月に何回か物乞いの一斉取り締まりを実施。逮捕者は、外国人の場合は本国に送還し、タイ人の場合は同省の施設で職業訓練を受けさせているという。タイは物乞いが法律で禁止されており、有罪となれば、１カ月以下の禁錮刑もしくは１万バーツ以下の罰金刑あるいは双方が科せられる。（『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com）
