福井の観光や食の魅力をPR 15、16日に高崎駅で物産展 北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業で

観光物産展をPRする関係者

 北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業で身近になった福井県の観光と食をPRする「福井県観光物産展」が15、16の両日、JR高崎駅構内で開かれる。

 観光、物産の2会場を設ける。観光の会場はティラノサウルスの頭蓋骨のレプリカを展示するほか、観光地を紹介するパンフレットを配布し、魅力を発信する動画を放映する。物産の会場では焼きさばずしや小ダイのささ漬け、油揚げなど約50種の名産品を販売する。

 延伸により高崎駅から福井駅まで乗り換えなしで約2時間40分で行けるようになった。民間旅行会社が発表した、ゴールデンウイーク期間中の国内旅行先の伸び率ランキングで福井県が前年比3.4倍で全国トップとなるなど、延伸の誘客効果が出ているという。

 効果を持続させるため、同県は主要な停車駅で観光物産展を開いている。県の新幹線開業課の角野実里さんは「福井は高崎の方には未知の土地。少しでも福井のことを知って、新幹線で来ていただければ」と来場を呼びかけている。

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