絵本作家ヨシタケシンスケさんの展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」(北陸放送主催、北國新聞社特別協力)は15日、金沢21世紀美術館市民ギャラリーAで開幕した。人気作の原画やアイデアの源が詰まったスケッチなど400点以上がずらりと並び、親子連れが作品の世界や創作の裏側をのぞいた。
ヨシタケさんが日常の中で思い付いたことを絵と文字で書き留めた小さなスケッチや、絵本のアイデアを書き出した紙、デビュー作「りんごかもしれない」の原画などが展示された。展示物には、ヨシタケさんがコメントを書き込んだ付箋が添えられた。
会場には初日から親子連れが多く訪れ、子どもらがイラストの描かれた巨大パネルの前で写真を撮ったり、リンゴ型のボールをキャラクターの口に投げ入れるゲームで遊んだりして笑顔を見せた。
「会場はこっちかもしれない」「トイレにいっといたほうがいいかもしれない」など、展覧会タイトルにちなんだユニークなパネルも来場者を楽しませた。7月14日まで。