●若衆が掛け声「ヨイヤサー」
となみ夜高まつりは最終日の15日、砺波市の出町地区の市街地で行われた。本町通りでは美しい大行燈2基がぶつかり合う「突き合わせ」が行われ、まつりの熱気は最高潮に達した。
夕方に中心街に繰り出した大行燈は本町通り周辺に集結。午後8時半ごろから2カ所で突き合わせが始まった。若衆が「ヨイヤサー」「ヨイヤサー」の掛け声とともに大行燈を勢いよく走らせ、2台が衝突すると「ドーン」と大きな音が響いた。高さ約6メートルの行燈がぶつかり合う迫力に観衆から歓声が沸いた。
JR砺波駅前広場に大型スクリーンが設置され、突き合わせの様子を放映した。
●乗車体験、高校生「楽しい」 新栄町が企画
大行燈を一般観光客に開放する乗車体験が14日、祭り会場で行われ、参加者が記念撮影などを楽しんだ。
16町のうちの一つである新栄町が、夜高まつりに親しんでもらうために企画した。行燈に乗れるのは通常は町内会関係者だけだが、2人で乗った女子高生は若衆から「ヨイヤサー」の掛け声をかけてもらい「楽しかった」と喜んだ。
行燈コンクールの成績は次の通り。
◇大行燈▽砺波市長賞 東町▽砺波商工会議所会頭賞 鍋島▽同市議会議長賞 新富町▽同市観光協会長賞 新町▽同市文化協会会長賞 鹿島▽出町自治振興会長賞 広上町▽砺波夜高振興会長賞 新栄町▽審査員特別賞 三島町▽安城市長賞 春日町▽同市議会議長賞 神島◇小行燈▽砺波市長賞 太郎丸▽砺波商工会議所会頭賞 広上町
