プルプル!小舟に乗って「ジュンサイ摘み」体験 高齢化で農家減少、池守るために 福島・北塩原村

ぷるぷるとした食感が特徴の初夏の味覚「ジュンサイ」。福島県北塩原村では、ジュンサイの摘み取りが13日から始まりました。

末永万智アナウンサー「ジュンサイ池にやって来ました!初めての摘み取り体験、たくさん取りたいと思います」

ジュンサイは、スイレンの仲間の水草で、北塩原村のこの地域では、50年以上前から栽培されています。裏磐梯のきれいな水で育ったジュンサイは、とろみが強くプルッとした食感が特徴です。

13日から摘み取り体験が始まり末永アナウンサーが収穫してみました。教えていただいたのは、裏磐梯エコツーリズム協会の長岡さんです。木製の小舟に乗って、いざ!出発。

末永アナ「涼しいですね、すごく」

まずは葉をかき分け、下に隠れている新芽を見つけます。

長岡さん「そこ」 末永アナ「これ!ぷるぷるする!」

新芽がついた茎ごと摘み取ります。

末永アナ「お~取れた!」

高齢化で農家の数少なく…

独特のぷるぷる感が、クセになります。ジュンサイは北塩原村で長く栽培されてきましたが、高齢化で農家の数が少なくなっています。池を放置するとジュンサイが育ちにくくなってしまうため、こちらでは、11年前から観光客に向けに摘み取り体験を始めました。

摘み取ること、30分。

末永アナ「30分体験して、こんなに取れました!」

末永アナウンサー、人生で初めてジュンサイを食べてみます。さっとゆがくと、鮮やかな緑色に。そこに、ポン酢とショウガをかけて…

末永アナ「おいしいです!とろっとした中にシャキッとした食感があって、とても不思議ですね」

裏磐梯エコツーリズム協会理事・長岡幸二さん「どんどん来てもらって、この裏磐梯の山だったり川だったり水だったり。そういったところをジュンサイ摘みを通して楽しんでもらえたらいいんじゃないかな」

ジュンサイの摘み取り体験は8月下旬まで毎日開催され、摘み取ったものは、持ち帰ることができます。対象は小学4年生以上で、ウェブから事前に申し込みが必要です。



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