突き合わせ大迫力 となみ夜高まつり最終日

見物客の前で激しくぶつかり合う大行燈=砺波市本町

 となみ夜高まつりは最終日の15日夜、富山県砺波市本町の交差点周辺の2カ所で、大行燈(あんどん)をぶつけ合う「突き合わせ」を行った。15基が順番に1対1で激突。見物客が迫力ある様子を楽しんだ。

 「ヨイヤサ、ヨイヤサ」の勇ましいかけ声に合わせ、若衆が引く行燈が正面から激しく衝突。「ドーン」というごう音が響き、熱気は最高潮に達した。極彩色の行燈同士がぶつかり、競り合ったり前後に揺れたりするたび、通りを埋め尽くした見物客から歓声が上がった。

 JR砺波駅前広場では、パブリックビューイングが行われ、大勢の人たちが画面に見入った。

 となみ夜高まつりは砺波夜高振興会主催、北日本新聞社後援。

見物客将棋倒し けが人なし

 15日夜の「となみ夜高まつり」の突き合わせで、見物客がバランスを崩し、将棋倒しが発生した。砺波夜高振興会と砺波署によると、約10人が巻き込まれたが、けが人はいなかったという。まつりは約40分間中断した。

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