「今日は4人のために...」町田の平河悠、横浜戦後に負傷離脱選手のユニを着た意味は?「批判の声もたくさん聞こえてきた」

FC町田ゼルビアは6月15日、J1第18節で横浜F・マリノスと敵地で対戦。先制される展開も昌子源、藤尾翔太、下田北斗のゴールで3-1の逆転勝利を収めた。

U-23日本代表のアメリカ遠征から帰国したばかりの平河悠は、この試合にさっそく先発して終了間際の90+6分までプレー。左サイドから果敢に仕掛けて多くのチャンスに絡むなど、過密日程の疲れを感じさせない好パフォーマンスを披露した。

「時差ボケもほとんどなかったし、昨日も思ったより寝れた。身体のキツさはそこまで感じなかったので、試合にも集中して入れましたし、自分のプレーっていうのは、いつも通り出せた試合なのかなと思います」(平河)

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町田は12日、天皇杯の2回戦で筑波大と対戦し、PK戦の末に敗戦。平河は4人の負傷者が出た試合を、アメリカから帰る飛行機の中だったため帰国後に確認したと明かし、思いをこう語った。

「後々見て、やっぱり思うところもあるし、4人怪我人が出るような試合っていうのは、歯がゆいものもあります。今日はその4人の分まで、気持ちを入れて入りましたし、大学生相手に負けたという事実は変えられない。そういう批判の声もたくさん聞こえてきたし、自分たちは本当にサッカーをただやっているだけなので、黙らせる意味でも今日は勝って良かったと思います」

横浜戦後にはピッチで、バスケス・バイロン、福井光輝、池田樹雷人とともに怪我で離脱した4人のユニホームを着用した。

平河は「今日は4人のためにと言ったらあれですけど、ベンチ外メンバーの人の分もそうですけど、結構、長期離脱の人もいて、いつも以上に思いの入った試合だった」と強調。公式戦3試合ぶりの勝利の喜びを噛みしめた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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