デビュー30周年のJ.Y.Park、韓国音楽フェスで圧巻ステージ ILLITやTNXと共演「レジェンド!」

『2024 Weverse Con Festival』に出演したパク・ジニョン【写真:(C)2024 Weverse Con Festival】

“JB彷彿”のショッキングピンクスーツと白黒毛皮で登場

韓国のシンガーソングライターで音楽プロデューサーのJ.Y.Parkことパク・ジニョンが15日、韓国・仁川市のインスパイアアリーナ&ディスカバリーパークで開催された『2024 Weverse Con Festival』のトリビュートステージに出演した。

『2024 Weverse Con Festival』は、韓国の大手総合エンターテインメント企業・HYBEが開催する音楽フェスティバル。ジャンル・世代を超えた大衆音楽の統合と新たなファン体験の場を切り拓く。従来のコンサートの概念を超え、グローバルスーパーファンプラットフォームであるWeverse(ウィバース)によるオン・オフライン体験や、多彩な付帯施設を含む屋内公演と屋外フェスティバルを網羅する新しい概念の公演。15日と16日の2日間にわたって開催される。HYBE LABELSアーティストだけでなく、Weverseに参加しているさまざまなアーティストが出演。ENHYPENや&TEAM、ILLIT、YOASOBI、LE SSERAFIM、imaseなど、国内外のアーティスト計24組が登場する。

トリビュートステージは『Weverse Con Festival』の前身である『2021 NEW YEAR’S EVE LIVE』から継続的に披露してきたシグネチャーステージ。韓国の大衆音楽史に影響を与えたミュージシャンを選定し、その音楽を共有して音楽が与える不朽の感動とメッセージを思い返す。今年はデビュー30周年を迎えたJ.Y.Parkがトリビュートステージに登場した。

J.Y.Parkは1994年のデビュー以来、ヒップホップ調の『エレベーター』、90年代サウンドとディスコサウンドをかけ合わせた『she was pretty』、日本の昭和歌謡を思わせる『When We Disco』など数々のヒット曲を生み出してきた。また時代を先取りするファッションやパフォーマンスで、韓国歌謡界をリードしてきた。

トリビュートステージでは、“JYP”と輝くロゴが入ったステージに、ショッキングピンクのスーツとガーネット色のハット、白い毛皮に黒模様が入ったコートを羽織ったJ.Y.Parkが登場。米歌手ジェームス・ブラウンを彷彿(ほうふつ)とさせるファンキーな雰囲気を漂わせ、Weverseでオンライン視聴をしているファンからは「すごい」「派手さがレベチだ」と驚きの声が。またその服装の色合いから「ドラゴンフルーツみたい」といった感想も見られた。

1曲目は6人組ボーイズグループ・THE NEW SIX(以下、TNX)と共演。J.Y.Parkが歌手で俳優のRAIN(ピ)と共に発表した『Switch to me』をコラボした。90年代のNEW JACK SWING調の楽曲でリズミカルなダンスをTNXと共に披露すると、ファンからは「やばいやばいダンスうまい」「すごいコラボだ」と感動の声があがった。TNXはJ.Y.Parkが主催するオーディション番組『LOUD』から誕生している。

続いて、『Weverse Con』ステージに登場した6人組・BOYNEXTDOORと共に、シックなR&B『You’re the one』をパフォーマンス。さらに5人組ガールズグループ・ILLIT(アイリット)と昭和歌謡のようなディスコ調の『When We Disco』を熱唱した。世代を超えたコラボにファンからは「事務所も年代も飛び越えてコラボするのいいと思う」とコメントが。またILLITの『When We Disco』姿に「なんかクセになる曲」「ILLITのコンセプト消化力さすが!」と称賛の声も見られた。

J.Y.Parkは「こんなすてきなアーティストと、こんな美しいステージでみなさんに会えて感謝しています」とあいさつ。「まずは、TNXのステージ、見ましたか?」と問いかけ、「すごく意味のあるステージでした」としみじみ。自身の番組から誕生したグループとの共演に、「こんなに成長して一緒に共演できたのが、とても誇らしいです」と喜んだ。また「BOYNEXTDOOR、こんな(僕のような)音楽ジャンルに慣れていないと思うのに、自分たちのステージとして消化してくれた。ILLITも、ウォンヒさんが足のけがにもかかわらず歌ってくださり、ありがとうございます。記憶に残るステージになりました」と若手アーティストたちに感謝した。

「デビューから30周年になりました」と語ると、「みんなが生まれる前の楽曲の方が多いです。にもかかわらず、最高のステージなっているのは、素晴らしい後輩、先輩、そしてステージを楽しんでくれるみなさんのおかげです」と喜んだ。

その後も、『she was pretty』、スウィングジャズ風な『FEVER』『Swing Out』と続き、ファンク調の『Honey』を6人組ボーイズグループ・TWS(トゥアス)とコラボ。幅広い楽曲とダイナミックなパフォーマンスに、「すごい人だなほんと」「レジェンド! かっけぇよ」「底力を見た気がする」と感動の声があがった。

ラストは、BOYNEXTDOOR、ILLIT、TWS、TNXと全員で爽やかなポップス『Don’t Leave Me』を熱唱。JYPはILLITと並び、ILLITのヒット曲『Magnetic』のラストポーズを披露し、世代を超えたコラボレーションに会場は歓声に包まれた。ENCOUNT編集部

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