アタランタ、デ・ケテラーレの買取OP行使を発表! ミランからの完全移籍が決定

アタランタは15日、ミランからレンタル移籍で加入していたベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレが完全移籍となったことを発表した。

現在23歳のデ・ケテラーレは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。母国のクラブ・ブルッヘの下部組織で育ち、2019年9月に弱冠18歳にしてトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンから攻撃の主軸に定着すると、翌2021-22シーズンは公式戦通算49試合の出場で18ゴール10アシストをマーク。この際立った活躍が高く評価され、2022年夏には3500万ユーロ(約59億円)の移籍金でミラン加入を果たした。

しかし、新天地での適応に苦戦し、2022-23シーズンは公式戦40試合に出場したものの、0ゴール1アシストという不本意な結果に終わり、スタメン起用もわずか13試合にとどまった。

この影響から、昨夏にはわずか1年でミランを離れ、アタランタに買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。2023-24シーズンは公式戦50試合出場で14ゴール11アシストを記録し、ヨーロッパリーグ(EL)優勝とセリエAでの4位フィニッシュにも貢献を果たした。

この活躍もあってアタランタは契約に付随していた買い取りオプションを行使し、デ・ケテラーレが完全移籍となったことを発表した。なお、イタリアメディア『フットボール・イタリア』によると、レンタル料として300万ユーロ(約5億円)を支払っていたアタランタは、新たに2200万ユーロ(約37億円)に200万ユーロ(約3億4000万円)の追加オプションを加えた移籍金をミランに支払うことになるようだ。

また、契約には売却条項も付随している模様で、今後デ・ケテラーレがアタランタを離れる場合にはミランに移籍金の10パーセントが支払われることになるとも伝えられている。

© 株式会社シーソーゲーム