人気写真家・岩合光昭の全貌に迫る3つの写真展を同時開催

By CAPA編集部

昨今はネコ写真家として人気の岩合光昭さんだが、本来は世界をフィールドにした動物写真家。その全貌を紹介する写真展が東京・品川のキヤノンSタワーで開かれる。

キヤノンギャラリーSでは「Masai Mara」を開く。アフリカは第二の故郷だと言う岩合さん。マサイマラ国立保護区は「キヤノン/WWFカレンダー2024 Masai Mara」の撮影で向かった。数々の野生動物が登場するが、これまで最もシャッターを切ったのがライオン。ネコと同じぐらい親しみを感じているそうだ。彼らの気持ちや行動を想像しながら、近づいていい距離を見極めて撮影を行なった。

キヤノンオープンギャラリー1では「What a Wonderful World -この素晴らしき世界-」、キヤノンオープンギャラリー2では「ねこがお」を開く。

「What a Wonderful World -この素晴らしき世界-」ではこれまで訪れてきた世界各地の風景と、そこに生きる動物たちの姿を紹介。会場には岩合さんがセレクトしたBGMが流される。

「ねこがお」は生まれたばかりの猫から、年輪を重ねた猫まで、さまざまな顔をクローズアップで捉えた。2023年11月には写真集『ねこがお』にもまとめられている。

岩合光昭写真展「Masai Mara」

会期 2024年6月18日 (火) ~7月30日 (火)
会場 キヤノンギャラリー S
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1F
時間 10:00〜17:30
休館日 日曜・祝日
入場料 無料

岩合光昭写真展「What a Wonderful World -この素晴らしき世界-」

会期 2024年6月18日 (火) ~7月23日 (火)
会場 キヤノンオープンギャラリー1
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2F
時間 10:00〜17:30
休館日 日曜・祝日
入場料 無料

岩合光昭写真展「ねこがお」

会期 2024年6月18日 (火) ~7月23日 (火)
会場 キヤノンオープンギャラリー2
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2F
時間 10:00〜17:30
休館日 日曜・祝日
入場料 無料

岩合光昭 (Mitsuaki Iwago)

1950年、東京生まれ。19歳のとき訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、動物写真家の道を歩み始める。以来、地球上のあらゆる地域をフィールドに大自然と野生動物を撮影し続け、「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を2度にわたって飾るなど世界的に高く評価されている。『海からの手紙』で第5回 (1979年度) 木村伊兵衛写真賞を受賞。一方で、ライフワークとして身近な動物であるネコを半世紀以上撮影し続けており、数多くのファンを獲得している。「岩合光昭の世界ネコ歩き」(NHK BS) が好評放送中。映画「ねことじいちゃん」(2019年)、「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」(2021年) で監督をつとめる。
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〈文〉市井康延

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