「話が出てこないと評価が分からない」菅原由勢が語る移籍の意味合い。自身も報道をチェック「朝起きたら色んな情報。楽しみながら」

日本代表DF菅原由勢が6月16日、地元の愛知県でサッカークリニックを開催。かつては自身が参加する側だったなか、プロとして凱旋し、小学生を熱狂させた。

菅原は今月28日に24歳となる。それだけに、クリニック後に報道陣から「今月末が誕生日」と話題を振られると、すかさず「まだ早いっすよ!」とツッコミ。そのうえで、年男としての覚悟をこう示した。

「サッカー界の24歳ってすごい若いわけでもないし、本当に一番大事な時期。僕自身、自分が若いなんて思いは一切ないし、世界のトップにできるだけ早く行かなきゃいけない危機感しかないです。そこをしっかり達成できるような1年にしなければいけないし、達成できるだけの可能性は十分に感じているので、言葉だけじゃなくて、行動というか、現実として達成できるように覚悟を決めて、年男なので、自分の年にできるようにしたいです」

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オランダ1部AZで声価を高める右SBはまた、移籍が持つ意味合いを説明。オファーの内容がそのまま評価基準になると語った。

「世界のサイドバックと自分にどれだけの差があるのか、どういう物差しで見られているかは、自分が感じられるものと、他のクラブや色んな人が評価すると思うので。そういうのって、色んな噂や移籍の話が出てこないと、評価が分からないのは現実としてあります。だからそういう話が来た時に、自分がどれだけやれたのかが見えると思います」

菅原を巡っては、セリエA王者のインテルなど有名クラブの関心が連日報じられ、ファンの心を揺れ動かしている。それは本人も同様で、「嫌でも今はネット社会。朝起きたら色んな情報が見られるので、僕自身も楽しみながら日々過ごしている」ようだ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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