南アの連立政権に5政党参画、他政党とも協議継続=ANC

[ヨハネスブルク 17日 ロイター] - 南アフリカのアフリカ民族会議(ANC)は17日、新政権に5つの政党の参画が決定し、他の政党との協議も続いていると発表した。

5月の南アフリカ総選挙(下院、定数400)で与党ANCが過半数割れとなったことを受け、ANCは連立政権を組むための連携を余儀なくされた。

ANC党首のラマポーザ大統領は14日、議会で大統領に再選された。白人主体で経済界寄りの民主同盟(DA)の他、インカタ自由党(IFP)と右派の愛国同盟(PA)の2つの小政党の支持を得た。

ANCは17日、もう一つの小政党GOODも連立政権協定に署名したと発表した。

ANCの声明によると、5つの政党による連立は国民議会で68%に当たる273議席を占める。ANCは159議席を得た。DAは87議席、IFPは17議席、PAは9議席、GOODは1議席、それぞれ獲得した。

ANCは、連立政権は合意に基づいて意思決定するとし、優先的に取り組む課題として、高度で持続可能な経済成長や設備投資の促進、雇用の創出、土地改革、インフラ整備を挙げた。

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