福島第一原発6号機で電源供給停止 使用済み燃料プール冷却停止 東京電力「直ちに影響は出るものではない」

東京電力福島第一原発6号機で高圧電源盤の電力供給が止まり、16日午前10時現在では使用済み燃料プールの冷却が停止しています。ほぼ同時刻には6号機タービン建屋の火災警報器が作動していて東電が原因を調べています。

東京電力によりますと午前8時半すぎ、福島第一原発の5・6号機中央操作室で6号機の高圧電源盤の電力供給が止まりました。この影響で、現在、核燃料を貯蔵している使用済み燃料プールの冷却が停止しています。

東電は午前10時の会見で「使用済み燃料についてはもともと十分に冷却されていてただちに影響が出るものではない」と説明しています。

東電によりますと、6号機の燃料プールには使用済み燃料1368体、未使用の燃料198体があるということです。

また、電源供給が止まったほぼ同じ時間に、6号機タービン建屋の地下1階で火災警報器が作動しました。しかし、東電の火元確認者が現場を確認したところ、煙は発生していたものの火の気は確認されなかったということです。また、けが人などは確認されていないということです。東電は現場を立ち入り禁止にして、詳しい原因を調べています。



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