香川県では、三豊市にある水門が先月(5月)の大雨で正常に作動せず、住宅が浸水する被害がありました。同じ水門で、きのう(17日)からの雨に備え、事前に開けておくなどの対応がとられました。
三豊市を流れる田井川の河口付近に設置された大北水門です。けさ(18日)は水門の動作確認などが行われていました。
先月の大雨では水位を感知して自動で開閉するはずの水門が開かず、手動での開門も遅れたことから、13棟の住宅が浸水被害を受けました。香川県は点検の不備を認め、住民への補償を検討しています。
三豊市は、昨夜からの大雨に備え、職員があらかじめ開門するなどの対応にあたりました。
(近くに住む人)
「昨晩はメインの水門を1メートルくらい開けてもらってました。なので少々流れてきても溜まることがない、水門が開かなかったらいくらでもあふれ出てくるから」
三豊市では当面の間、職員による目視の確認と手動での開門を行うとしています。