アニメ『怪獣8号』怒とうの怪獣討伐の末、ついに“怪獣8号”が立ち上がる…!「最高の怪獣討伐劇」「涙目で観てしまった」

アニメ『怪獣8号』の第10話「曝露」が6月15日に放送された。新人隊員たちが訓練の成果を発揮し翼竜系怪獣をなんとか抑え込む一方、巨大化した『怪獣10号』の攻撃はさらに激化。敵の変化にも対応して着実に攻撃を続ける保科だが、ついに限界が訪れる。そのとき保科の脳裏に浮かんだのは、自分の剣技を認めて背中を預けてくれた、ミナの言葉だった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆保科が抱えていたミナへの想いとは?

戦力を全解放し、本獣と戦う保科は「保科流刀伐(とうばつ)術」の全てを活用し、本獣の核を切り裂く。勝利を確信するオペレータールーム。しかし、保科の攻撃は核を少し外れていた。本獣は超高温の蒸気を吐くとむくむくと巨大化し、雄たけびをあげた。

巨大な怪獣相手にもスピードで対抗する保科。しかし、スーツの駆動限界を超え、保科の肉体にも限界が訪れる。保科は最後の力を振り絞り、本獣の背後を取るが、その攻撃は本獣に読まれていた。返り討ちにあった保科は、スーツによる戦力解放の効果も切れ、絶体絶命の状態に。それでも保科は刀の攻撃にこだわる。

「江戸の世なら、お前は天才と崇められただろう」とも言われるほどの剣術の天才だった保科。しかし、怪獣が巨大化する中で、銃器が不得意な保科は過小評価されていた。そんな保科の剣術を初めて認め、副隊長として迎え入れてくれたのは隊長のミナだった。「あの人に任された留守や、死んでも守る!」と誓い、戦いを挑む保科。しかし攻撃を読まれ、本獣に捕らえられてしまう。

その様子を見ていたカフカは保科を守るため、自分の犠牲を払ってでも怪獣に変身して保科を救おうとする。その瞬間「皆、よく耐えてくれた」と声が聞こえると、本獣に強烈な一撃がさく裂した。
「怪獣、僕の勝ちや」とほほ笑む保科。その視線の先には、隊長のミナがいた。

SNS上では「あまりのかっこよさに震えました」「ミナに認められ救われ磨き続けた剣戟(けんげき)に痺(しび)れる」「隊長と副隊長の絆(きずな)素晴らしい」とミナと保科の過去や、保科の苦労に感動する声が多く上がっていた。

◆「俺だって防衛隊の第3部隊の一員なんだ!」大ピンチに立ち上がる怪獣8号

ミナは怪獣に何度も強力な一撃をくらわせるが、この本獣には再生機能が備わっており、すぐに元に戻ってしまう。隙を作ってミナを助けるため、保科は再び戦いを挑むが、出力不足で突破口が開けない。そこに、キコルも助太刀に来る。保科が甲殻に傷をつけ、キコルが渾身(こんしん)の一撃をたたき込むと、その一撃は甲殻を裂き、本獣は思わず膝をつく。

ここから第3部隊の怒とうの攻撃が始まる。保科をはじめとする隊長格から新人まで総動員し、再生の隙を与えぬ攻撃が本獣をおそう。「斬って斬って切り開け。それだけが僕の存在証明や」と限界を超えて無心で刀を振りまくる保科。彼の姿を見たミナは「お前が副官で本当に良かった」「今度は私が射抜く番だ」とつぶやく。「お前、ケンカ売る相手間違うたで」と本獣にほほ笑みかける保科。その瞬間、ミナの渾身の一撃が本獣を貫き、本獣は断末魔と共に倒れ込んだ。

こうしてなんとか本獣を打ち倒した第3部隊。敬礼し合うミナ・保科・キコルの姿を見たカフカは「あの人たちめちゃめちゃかっこいい!俺もいつかあの中に入りてえ」と感動と悔しさで涙を流す。しかし、まだ戦いは終わっていなかった。

気づくと、上空にはいつの間にか核爆弾以上の威力が予想される余獣爆弾が出来上がっていた。倒れた本獣は、最後に余獣たちに号令をかけていたのだ。ミナは緊急退避を命じるが、もう手遅れだった。その瞬間、レノの静止を振り切って、カフカが猛スピードで駆け出す。仲間を助けるため、カフカはついに防衛隊みんなの目の前で怪獣8号に変身してしまう。あ然とする隊員たち。保科はカフカが怪獣8号である可能性に気づいていたのに、カフカの人柄にひかれ、その可能性から目をそらしていたことを後悔する。

自分の正体を黙っていたキコルやレノに申し訳ない気持ちを持ちながらも「俺だけ自分の身、守ってていい訳ねえだろ!」「俺だって防衛隊の第3部隊の一員なんだ!」と決意を固め、上空の余獣爆弾に突撃する。カフカによって余獣爆弾は上空高くに打ち上げられ、爆発。猛烈な爆風がおそうが、被害を最小限に食い止めることができた。

再び地上に舞い降りた怪獣8号の姿をしたカフカ。彼の背後に立ったミナは「日比野カフカ。いや、怪獣8号。身柄を拘束する」と銃を構えていた。

息を吐かせぬ怒とうの展開にSNS上では「いい意味で予想を裏切ってくれた!」「最高の怪獣討伐劇」「みんなかっこよすぎて、涙目で観てしまった」と、絶賛する声が多く上がった。

『怪獣8号』の第11話は6月22日(土)、テレビ東京系列ほかにて放送予定。

画像提供:© 防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社

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