チリ中銀、政策金利を0.25%引き下げ5.75%に 予想通り

[サンティアゴ 18日 ロイター] - チリ中央銀行は18日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ5.75%とした。決定は4対1で、反対した当局者は50bpの引き下げを支持した。

今回の決定は中銀が先週公表したアナリスト予想と一致した。

中銀は声明で、内需、銅価格、電力料金の見通しを含む経済シナリオが具体化していれば、今年計画されている利下げを上期に集中させていただろうと指摘した。

中銀は19日に公表する金融政策報告で、「基本シナリオの詳細、それを巡る感応度やリスク、(政策金利の)今後の動向への影響」などに言及するという。

中銀は5月に50bp、4月に75bp、1月には100bpの利下げを実施している。

チリのインフレ率は2022年8月に14.1%でピークに達したが、5月には4.1%まで低下した。

中銀が先週公表したアナリスト調査によると、金利は今後5カ月で5%に低下すると予想されている。

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