ネットから始まる犯罪を減らそう 大学生らが“サイバー防犯ボランティア”に任命【高知】

インターネットから始まる犯罪を少しでも減らそうと、サイバー防犯ボランティアに高知県内の大学と専門学校の各団体が任命されました。

委嘱を受けたのは、高知工科大学のサイバーボランティア団体「Cykut」と高知開成専門学校の防犯ボランティアサークル「Central CharacterS」の2つの団体です。

サイバー防犯ボランティアは、インターネット上の違法薬物の広告や売春などに関する情報を報告するサイバーパトロールや、年代に合わせてSNSの使い方などのセキュリティ教室を行うなどしていて、2024年で10年目です。

高知県警によりますと、2023年1年間でボランティアのサイバーパトロールによる報告件数は308件で、およそ7割が大麻や覚醒剤などの違法薬物の広告に関する情報だったということです。

(高知開成専門学校の生徒)
「報告したことで投稿が削除されたこともあったので、“諦めない”“自分の地域をしっかり守ろう”という気持ちは大事だと思う」

(高知工科大学の学生)
「小さい子どもでも簡単に世界とつながることができてしまうので、小さい時からインターネットが怖い存在であることを周知できるような活動をしていきたいと思う」

ボランティアの任期は1年で、高知県警は「協力して被害を少しでも減らしていきたい」としています。

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