吉野大峯の世界遺産登録20周年 金峯山寺で慶讃壇護摩供

「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年を記念した護摩法要が18日、吉野山の金峯山寺で行われました。

この法要は、修験道の開祖である役行者ゆかりの三十六の寺社で構成する団体が世界遺産登録20周年を祝い行ったもので、金峯山寺の五條良知管領が導師を務めました。

はじめに、修験道の発展や天下泰平を願う祈願文が唱えられ、続いて護摩壇に火が灯されました。この護摩供養は、当初屋外で行われる予定でしたが、雨のため蔵王堂内で営まれました。本尊の金剛蔵王大権現3体が特別に開帳され、集まった僧侶や修験者約80人は祈りを捧げました。

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